 | レス省略件数が50を超えたため、この自分がスレ立てしてしまった;;
相変わらずこのひどいネーミングのセンスは・・・
「お疲れ様でした、マリアンヌさん。」 「貴方こそ、この大会が開かれる度にホントご苦労ね。」 ディットとフィルドの試合が始まる前に、セレモニーで歌を歌った女―マリアンヌが見渡しのよい会長席に座るマサキの隣に腰掛ける。 「貴方が自ら選んで指導したこんな運営でよく大会が続くわね。」 「こんなとは・・・。コロシアムの主役は軍でも巨大組織の一員でもない。この世を縁の下で支えている全ての民ですよ。仕事に恵まれない国民を受け入れるのは当然の話ではないでしょうか?」 「貴方は厳しすぎるし甘すぎでもあるのよ。」 コロシアムの運営委員会の3分の2はマサキが大会4ヶ月前から自ら町中を周り集めてきた指導力のある国民である。そのため、毎回個性の強い者が集まり、時折食い違いが生じたり意見が衝突したりもした。だがマサキの咳払いで一同が沈黙し、その後見事に事が丸く収まるから不思議だ。一方コロシアムの予選から本番にかけての雑用を勤めるスタッフは一般公募をかけて集めたものである。仕事内容は幅広い上、数年に一度、学校の生徒が職場体験としてやってくることもある。 「本来なら軍や貴族連盟はそれを許さないでしょうね。」 「政権は貴族にあるものだとういう石頭ばかりなら。」 「フフフ、貴方も気付かないうちにそう考えてるんじゃないかしら?」 「そうならば国民共が気付かせてくれますよ。その内…。」 「…本当に貴方は面白いわ、マサキ大尉。」 「今は大尉ではなく会長ですよ、マリアンヌさん。」 二人の視線の先ではディットとフィルドが一瞬たりとも見逃せない攻防を繰り返していた。
元気よく笑顔で手を振りその場を去ったリリィを見送り、ゴーランは持ち場に戻る。2日前に依頼された剣の錆取りの期限が今日の夕方までだ。 「来ないもんなんかね。武器の要らない日々っつうのは。」 そう呟きながらハンマーを用意し、作業を再開した。 |