空席
プリントが、
一枚 二枚 三枚 ・・・。
あれ、全部一枚足りない。
「N君のが足りない。」
私は、ホームルームの後でそう言った。
―しばらく学校に来ていない、N君の分が足りない。
ああ、「僕のが足りない」と言えばよかった。
私の心の中に、空席があるかなしさよ。
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